最近80年代の洋楽ミュージックビデオ見るのにハマっています。
当時10代の私に分かっていなかった事が見えてきたかも。
音楽業界の戦略が。
80年代中頃にアメリカのベテランミュージシャン達が復活して活躍した現象が起こりました。
当時アメリカの音楽は、第二次ブリティッシュ黄金時代と言われるイギリス人、それもルックスの良いミュージシャンがチャートを賑わせていました。
私も夢中でした。
私の憶測ですが、アメリカのレコード会社が
「アメリカもイギリス勢に対抗できる美形ミュージシャンを投入せねば!」
と練りに練った計画を立てたんじゃないかなあ。
レコード会社が
「10代のみんな、そろそろブリティッシュに飽きてきたんじゃないかい?アメリカはね実力を兼ね備えたベテランの正統派美形ボーカリストいるんだよ。上質な曲も用意したし、ミュージックビデオも心ときめくように制作したよ。これを見て気に入ったら、昔の彼らのアルバムも買って聞いてみてね!
さぁ!行くよ!これだ!」
と出してきたのが、スターシップ、ハート、チープトリック。
この3つのバンドは復活して大活躍しました。そして、とても印象に残ってます。
ミュージックビデオで、美形ボーカリストが歌い始める時、彼らの顔がアップになります。この顔のアップに細心の注意を払って考えに考え抜いて制作したんではないかと、今になって思います。
当時10代の私が一回見て、彼らの美しい顔が目に飛び込んできたもん。
わぁ綺麗!カッコいい!当時の10代の私の目もキラキラになったよ。
それぐらいインパクトがむっちゃあった。
一回見てインプットされてしまったぐらいだった。
復活前の彼らの曲のビデオも見た記憶がそういえばあるかなあって感じで、印象に残ってないというか、人物もボヤーって覚えてるぐらい。
復活さすために、この3つのバンドの最初のシングルのミュージックビデオに、物凄く力を入れて作り上げたんだねきっと。
映像だけでこんなに印象が違うなんて、今更ながらに驚きます。
特にスターシップというバンドは、1960年代中頃から活躍しているバンドで、アルバムもたくさん出してます。そして、ヒッピー文化の時代を背負っているバンドでもありました。
80年代の中頃からレコードからCDに切り替わる時期で、レコード会社はスターシップの売り上げだけでなく、世間に1960年代中頃の辺りを注目させて、昔の音楽をまたCDで買ってもらって稼ごうと考えたんじゃないかな。
10代の子達にも受けるように、美形ボーカリストのグレイス・スリックの顔のアップを持ってきて、それも議論して計画通りに制作をし、興味を持ってもらうようにして、60年代サウンドリバイバルブームを仕掛けたんではないかしら。
復活のきっかけの曲、we built the cityのビデオで画面に向かって右側にグレイスさんの顔のアップがあって、それを見て私は、こんな綺麗な人がいるんだ、こんな綺麗な青い目凄い!この人誰?って、ときめきました。
このビデオを流す時、ラジオで曲を流す時、1967年にsomebody to loveとwhite rabbitの2曲が大ヒット、ヒッピー文化、サイケデリックサウンド、サンフランシスコサウンドがどうたらこうたらと必ず説明がありました。
そしたらサイケとかシスコサウンドってどんな感じなのって気になり、ラジオ番組表見たら、ちゃんとサンフランシスコサウンド特集、サイケデリックサウンド特集が組み込まれていて、気になるから、夜中遅くまで起きて頑張って聞きました。
今思えば、これって計画に入ってたのかな?
次に、プラトーンという映画の挿入歌に1967年にヒットしたwhite rabbit の曲を入れるという音楽ニュースが入ってきて、そして若き日のグレイス・スリックの映像が公開されました。超絶に可愛くて綺麗で、ときめきました。
この時のグレイスさんの顔のアップも画面に向かって右の位置にありました。
ちょっとしばらくしたら、今度はスターシップの前身のジェファーソン・エアプレインのベスト盤が発売されました。私、買いました。
このCDの表紙のグレイスさんは右の位置にいてます。超絶可愛くて綺麗です。
これら3つのグレイスさんに共通点があります。画面の右の位置にグレイスさんがいる。グレイスさんが上品で知的な感じ。すごく揃えてる。
3つのグレイスさんの時間差を使って、最初から計画してたのかなあ?
私って完璧に戦略に乗せられてる(笑)
本当に私すごく貢献しましたよ(笑)