USADONのブログ

日々思ったことをブログにします。ほとんど絵の事と大好きな洋楽の事だけど。

麦秋のロケ地を探す旅

10年前ぐらいに小津安二郎の映画にハマり、今でもたまに見ます。

小津さんの作品の中で「麦秋」がお気に入りの一つで、

最後に出てくる耳成山三輪山のシーンが印象に残ってました。

花嫁の行列の背景は三輪山だと思ったので、ちょっと探しに行きました。

花嫁のシーンを見て河原を歩いてるのかな?っと思ったので、それっぽい寺川という川を西に歩いて行きました。

この辺が似てるかと写真を撮りました。

Googlmapで見ると、写真撮影地点からさらに西に寺川沿いを進むと畑が広がっている所があり、よりロケ地に似てるかもと思ったのですが、そこまで歩けなかったので、小津さんはこの辺りで最後のシーンを撮影したという事にしました😅

斜め後ろに家と家の合間からちょこっと耳成山が見えてたし、この辺をうろうろして撮影する場所を探してたんでしょう、きっと😋

思いついたので追加で書き込んじゃいます🐰

最後のお嫁さんの行列シーン、背景が三輪山なんだけど、三輪山の正面じゃなくて三輪山と隣の山の間に視線が行くような構図に見えます。

写真を見て一番右側、三輪山の裾野とお嫁さんの行列が進む先が交差する辺りに近鉄線が走っていて、松坂行きの特急が走っています。小津さん松坂で子供時代を過ごしたので、だから最後のシーンをこの三輪山の景色にしたのかなって妄想してみました。

映画の1950年頃の奈良盆地は、家があまりなく見渡す限りの畑と空と重なる山の景色でいっぱいだったんだろうなあと想像しながら帰りました。